狭心症を補助する漢方薬処方

狭心症は心筋への血流供給が悪化して起こる症状で以下の3タイプに分類されます。

  • 労作性狭心症 … 激しい運動や労働をした後におこり最も多い症例
  • 安静性狭心症 … 安静にしている時におこる。危険性が最も高い。
  • 異型狭心症 … 早朝などのおこる

狭心症は心筋梗塞にも繋がる重大な疾患ですので、早期に西洋医学による治療が必要とされます。
漢方薬では、西洋薬による副作用や、西洋薬で効果が無い副産的な症状をサポートします。

狭心症治療の補助薬

括呂薤白白酒湯 … 冠状動脈の血流を改善する。

変製心気飲 … 狭心症の類似症状や心臓性のぜんそくに効果がある。

心臓神経症の治療

心臓神経症とは狭心症と似たような症状が見受けられる症状で、狭心症では無いのに症状に悩まされる方は以下の処方を参考にして下さい。

実証の場合、みぞおち辺りに圧痛や不快感がある方は「木防已湯」。
虚実間証の場合、足の脱力感、むくみ、動悸や息切れがある方は「九味檳榔湯」。
虚証の場合、冷え性や血行不良、胸・腹・背中の鈍痛がある方は「当帰湯」か「当帰芍薬散」、胸が痛む、動悸、息切れ、ゼイゼイする方は「茯苓杏仁甘草湯」が候補になります。

 

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虚実証とは

その人が生まれながらに持っている要素を「証」として分類したのが虚実証です。


実証
体格・骨格がガッチリしていて、筋肉量も多く、胃腸が丈夫な方。


虚証
体格・骨格が弱々しく、筋肉量も少なく、胃腸虚弱な方。


虚実間証
体格・骨格、筋肉量が普通で、胃腸も問題ない方。


自分が実証だと思う方は「実証~虚実間証」、虚証だと思う場合は「虚実間証~虚証」と判断すると漢方薬の選択が広がります。

陰陽証とは

陽証
冷たい飲み物や寒冷刺激を好む方、風邪で熱が出た時、身体が熱くなる方


陰証
温かい飲み物や温暖刺激を好む方、風邪で熱が出た時に寒くなる方


病気の進行状況によっても陰陽の表現が使われ、症状が強く現われる進行期を陽、病状が落ち着いてきた時を陰として判断する場合もあります。

気血水とは

漢方では気と血と水がバランス良く体内を流れることで健康を保つと考えられています。 「気」は根本的な生命エネルギーを表し、心身の活力や免疫に影響します。
「血」は血液やその機能、それによって運ばれる栄養、ホルモンなどを表します。
「水」は血液以外の体液や体内の水分、リンパ液や消化液、尿や汗などの機能を表しています。


気虚…気の量が不足し活力が低下している状態


気逆…気が上へと逆流している状態


気うつ(気滞)…気の流れが悪くなっている状態


瘀血…血流が悪くなり停滞している状態


血虚…血の量や機能が低下している状態


水滞(水毒)…余分な体液が体内に溜まった状態