てんかんの漢方薬処方
てんかんは発作的な意識障害を繰り返す病気ですが、根本原因はまだはっきりと判明していません。
主な治療は西洋薬の抗けいれん剤などを使用しますが、長く使用しないとならないため薬の効果が段々と弱くなってしまいます。
漢方薬はそういった西洋薬を、あくまでサポートする目的で使用されます。
実証の処方
頭痛、頭が重い、便秘、動悸などの症状がある方は「柴胡加竜骨牡蛎湯」が候補になります。
虚実間証の処方
口の中に粘りと苦味がある、のぼせ、顎や肩がこるなどの症状がある方は「柴胡桂枝湯」、みぞおちが硬い、むくみ、首や肩がこる方は「桂枝加竜骨牡蛎湯」、動悸、軟便、疲れやすい方は「小柴胡湯」+「桂枝加芍薬湯」が候補になります。