眼精疲労の漢方薬処方
最近は液晶画面の見すぎによるドライアイなどの症状も増えていますが、漢方治療では加齢による初期の老眼や、初期の白内障などを扱います。
実証の処方
みぞおち下の圧痛や不快感、便秘、肩こり、焦燥感などがある場合「大柴胡湯」が候補にあがります。
虚実間証の処方
みぞおち下の圧痛や不快感ががる場合で、のぼせや肩こりがある方は「柴胡桂枝湯」、口が苦い方は「小柴胡湯」。
立ちくらみやのぼせ、動悸や口が渇くような方は「苓桂朮甘湯」が候補になります。
虚証の処方
みぞおち下の圧痛や不快感、口が渇くなどの症状や腹部の動悸などがある方は「柴胡桂枝乾姜湯」。
腹壁が弱く、顔色が悪くて疲れやすい方は「補中益気湯」。
下半身の脱力感がある場合で、夜尿がある方は「八味丸(八味地黄丸)」か「滋腎明目湯」、むくみや疼痛が強い方は「牛車腎気丸」が候補になります。