檳榔子読み方:ビンロウジ 英語名:Betel Palm
マレー半島原産のビンロウの種子を、漢方では生薬・檳榔子と呼びます。
駆虫作用や消化不良、便秘などにも用いられています。
基本情報
別 名 | 檳榔、大腹子 |
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学 名 | Areca catechu |
原 材 料 | ヤシ科ビンロウジュ |
薬用部位 | 素材の種子を用いる |
採取・時期 | 果実を採取し乾燥した後種子を取り出し乾燥させる |
産 地 | 中国, 東南アジア |
漢方医学的情報
生薬分類 | 補気薬 |
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薬 味 | 苦味, 辛味 |
薬 性 | 温性(食べると温かくなる) |
薬効、薬理 | 消積, 理気, 駆虫 |
帰 経 | 大腸経, 胃経 |
配合漢方薬 | 女神散、椒梅湯、鶏鳴散加茯苓、九味檳榔湯、延年半夏湯、烏苓通気散 |
一般情報
主用成分 | アルカロイド:アレカイジン、アレコリン、グバシン、グバコリン; ステロイド:ジオスゲニン、クリプトゲニン、β-シトステロール; タンニン、脂質、アミノ酸 |
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主な効能 | 駆虫、ACE阻害、血圧降下作用など |
病気への応用 | 消化不良、腹痛、寄生虫症、便秘、脚気などに用いる |
副作用 | 駆虫薬や健胃薬などとして用いられる |

ビンロウジュ