防風読み方:ボウフウ 英語名:Saposhnikovia divaricata
生薬・防風の名前は「風邪を防ぐ」という意味に由来しています。
日本には自生しておらず、現在では中国などからの輸入品が主流です。
基本情報
別 名 | 青防風、口防風 |
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学 名 | Saposhnikovia divaricata |
原 材 料 | セリ科ボウフウ |
薬用部位 | 素材の根を用いる |
採取・時期 | 秋か春頃、根を採取し天日乾燥させる |
産 地 | 中国, 韓国, モンゴル |
漢方医学的情報
生薬分類 | 発汗薬 |
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薬 味 | 甘味, 辛味 |
薬 性 | 温性(食べると温かくなる) |
薬効、薬理 | 止瀉, 止痛, 祛風湿, 解表 |
帰 経 | 脾経, 肺経, 膀胱経 |
配合漢方薬 | 玉屏風散、駆風解毒散、駆風触痛湯、荊芥連翹湯、桂枝芍薬知母湯、荊防敗毒散、十味敗毒湯、小続命湯、消風散、秦艽羌活湯、清上蠲痛湯、洗肝明目湯、川芎茶調散、千金内托散、疎経活血湯、治頭瘡一方、釣藤散、当帰飲子、防風通聖散、大防風湯、清上防風湯、秦艽防風湯、立効散、独活湯、独活寄生湯 |
一般情報
主用成分 | クロモン類:デルトイン、5‐O‐methylvisanamminol、シミフギン、ハマウドール |
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主な効能 | 解熱作用、鎮痛作用、血圧降下作用など |
病気への応用 | 漢方では解熱、鎮痛、鎮痙などを目標に、感冒による頭痛、関節痛などに用いる |
副作用 | --- |

ボウフウ