莪朮読み方:ガジュツ 英語名:Zedoary
ガジュツは「紫ウコン」とも呼ばれ、漢方では生薬・莪朮として用いられます。
日本では「弘法の石芋」と呼ばれ健胃薬として活用されていました。
基本情報
別 名 | 蓬莪朮、醋莪朮 |
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学 名 | Curcuma zedoaria |
原 材 料 | ショウガ科ガジュツ |
薬用部位 | 素材の根茎を用いる |
採取・時期 | 晩秋、根茎を採取し湯通し陰干しにして乾燥させる |
産 地 | インド, 東南アジア |
漢方医学的情報
生薬分類 | 活血薬 |
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薬 味 | 苦味, 辛味 |
薬 性 | 温性(食べると温かくなる) |
薬効、薬理 | 止痛, 活血, 理気 |
帰 経 | 肝経, 脾経 |
配合漢方薬 | 木香檳榔丸、治肩背拘急方 |
一般情報
主用成分 | セスキテルペノイド:クルクメノン、クロオジン、クルクメノール、モノテルペン1,4-シネオール、a-ピネン |
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主な効能 | 胃潰瘍に対する保護作用、肝障害に対する抑制作用、一酸化窒素生産の抑制作用や血管拡張作用など。 |
病気への応用 | 胃腸薬の原料とされている。 |
ガジュツ by Biodiversity Heritage Library