茵蔯蒿読み方:インチンコウ 英語名:Artemisia capillaris
茵蔯蒿の名前の由来は、カワラヨモギは冬でも一部(株)を残し枯れず、春に新しく芽吹くことから、「古い(蔯)株が元(茵)になってヨモギ(蒿)」になるとして「茵蔯蒿」と命名されたと言われています。
この生薬は古来より黄疸を治療する代表焼くとして用いられてきました。
基本情報
別 名 |
茵蔯、綿茵蔯、河原よもぎ |
学 名 |
Artemisia capillaris |
原 材 料 |
キク科カワラヨモギ |
薬用部位 |
素材の花を用いる |
採取・時期 |
夏に花穂採取し刻んで陰干しにして乾燥させる |
産 地 |
日本, 中国 |
漢方医学的情報
生薬分類 |
利水薬 |
薬 味 |
苦味 |
薬 性 |
温性(食べると温かくなる) |
薬効、薬理 |
止痛, 祛風湿 |
帰 経 |
肝経, 腎経 |
配合漢方薬 |
茵蔯蒿湯、甘露飲、加味解毒湯、茵蔯五苓散 |
一般情報
主用成分 |
クロモン:カピラリシン、6,7-ジメトキシクマリン、フェニルプロパノイド:カピラルテミシンA,B、デオキシカピラリテミシン |
主な効能 |
カピラルテミシンA,B、カピラリシン、6,7-ジメトキシクマリンによる胆汁分泌を促進。肝障害抑制作用など。 |
病気への応用 |
黄疸治療や肝臓、胆嚢の症状改善 |
副作用 | --- |
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カワラヨモギ photo Qwert1234