淫羊藿読み方:インヨウカク 英語名:Horny goat weed
古くから代表的な強壮薬、催淫薬として用いられ、オスの羊が食べると日に百回交尾するという言い伝えから「淫羊藿」と名づけられたと言います。
栄養ドリンクや薬用養命酒などにも幅広く配合されており、淫羊藿の成分であるイカリインにはバイアグラと同じ効果があるとも言われています。
基本情報
別 名 |
放杖草、仙霊脾、いかり草 |
学 名 |
Epimedium grandiflorum |
原 材 料 |
メギ科(トキワ)イカリソウ |
薬用部位 |
素材の全草(地上部)を用いる |
採取・時期 |
6~7月頃、地上部を採取し天日で乾燥してから細かく刻む |
産 地 |
日本 |
漢方医学的情報
生薬分類 |
補陽薬 |
薬 味 |
辛味 |
薬 性 |
温性(食べると温かくなる) |
薬効、薬理 |
強筋骨, 祛風湿 |
帰 経 |
肝経, 腎経 |
配合漢方薬 |
二仙湯 |
一般情報
主用成分 |
フラボノイド:イカリイン、ノルイカリイン、ノルイカリチン; アルカロイド:マグノフロリン; |
主な効能 |
性ホルモン分泌促進、強精、催淫、抗ウィルス、抗菌、鎮咳、去痰作用など |
病気への応用 |
生殖機能の低下、老化、関節痛などに用いられる |
副作用 | 多量摂取で嘔吐、口渇、口苦、鼻血などの症状が現われる |
---|
イカリソウ