款冬花読み方:カントウカ 英語名:Tussilago
欧米では「コルツフット」と呼ばれる生薬で喉の治療薬として用いられていました。
日本には明治頃に伝来し鎮咳の常用薬として扱われています。
基本情報
別 名 | 冬花、炙冬花、蕗蒲公英(ふきたんぽぽ) |
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学 名 | Tussilago farfara |
原 材 料 | キク科フキタンポポ |
薬用部位 | 素材の花を用いる |
採取・時期 | 初冬〜早春、ツボミを採取し陰干し乾燥させる |
産 地 | 日本, 中国 |
漢方医学的情報
生薬分類 | 化痰薬 |
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薬 味 | 辛味 |
薬 性 | 温性(食べると温かくなる) |
薬効、薬理 | 止咳, 潤肺 |
帰 経 | 肺経 |
配合漢方薬 | 補肺湯 |
一般情報
主用成分 | フィトステロール、ファラジオール、タラキサンチン、タンニン、パラフィン |
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主な効能 | 解熱作用あり |
病気への応用 | 鎮咳、去痰、感冒、気管支炎、喘息などに用いられる |
副作用 | --- |

フキタンポポ by Rictor Norton & David Allen