何首烏読み方:カシュウ 英語名:Chinese Knotwee
中国原産で、江戸時代に日本に持ち込まれ野生化したタデ科の多年草ツルドクダミの塊根を用います。
中国では不老長寿の薬として有名で、八代将軍・徳川吉宗が取り寄せて全国に栽培させましたが、いつしか忘れられ雑草と化してしまいました。
基本情報
別 名 | 首烏、鮮首烏、蔓蕺(つるどくだみ) |
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学 名 | Polygonum multiflorum |
原 材 料 | タデ科ツルドクダミ |
薬用部位 | 素材の塊根を用いる |
採取・時期 | 秋頃、塊根を採取し天日乾燥させる |
産 地 | 日本 |
漢方医学的情報
生薬分類 | 活血薬 |
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薬 味 | 苦味, 甘味 |
薬 性 | 温性(食べると温かくなる) |
薬効、薬理 | 補血, 補陰 |
帰 経 | 肝経, 腎経 |
配合漢方薬 | 当帰飲子、追風丸 |
一般情報
主用成分 | アントラキノン類:クリソファノール、エモジン、タンニン、レシチン |
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主な効能 | 腸の蠕動運動促進、強心作用など |
病気への応用 | 強壮、瀉下 |
副作用 | --- |

ツルドクダミ