藁本読み方:コウホン 英語名:Ligusticum sinense
藁本は「太陽経の風薬」と呼ばれ、頭痛に対してよく作用します。
現在日本では「和藁本」が流通しており、これはヤブニンジンを材料とする生薬です。
基本情報
別 名 | 川藁本、香藁本 |
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学 名 | Ligusticum sinense |
原 材 料 | セリ科コウホン |
薬用部位 | 素材の根を用いる |
採取・時期 | 4~5月頃、根茎を採取し陰干し乾燥させる |
産 地 | 日本, 韓国 |
漢方医学的情報
生薬分類 | 発汗薬 |
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薬 味 | 辛味 |
薬 性 | 温性(食べると温かくなる) |
薬効、薬理 | 止痛, 祛風湿, 解表 |
帰 経 | 膀胱経 |
配合漢方薬 | 秦艽羌活湯、清上蠲痛湯、駆風触痛湯 |
一般情報
主用成分 | 3-ブチルフタリド、クニジリド、メチルオイゲノール |
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主な効能 | 鎮痛作用など |
病気への応用 | 鎮痛、鎮痙薬として、頭痛、鼻炎、副鼻腔炎などに用いる |
副作用 | 中枢神経に作用し大脳、脊髄、延髄などを麻痺させる |

コウホンの花 by kanegen