王不留行読み方:オウフルギョウ 英語名:Vaccaria vulgaris
江戸時代に伝来したドウカンソウの種を、生薬・王不留行と呼びます。
主に観賞用に栽培されており、外傷や乳腺炎などに用いられます。
基本情報
別 名 | 王不留、留行子、道灌草(どうかんそう) |
---|---|
学 名 | Vaccaria pyramidata MEDIC |
原 材 料 | ナデシコ科ドウカンソウ |
薬用部位 | 素材の種子を用いる |
採取・時期 | 5月頃、全草を天日にさらし果実が裂けたら種子を集め天日乾燥させる |
産 地 | 日本, 中国, 韓国, ヨーロッパ |
漢方医学的情報
生薬分類 | 化痰薬 |
---|---|
薬 味 | 苦味, 甘味 |
薬 性 | 平性(食べても変化は余りない) |
薬効、薬理 | 止痛, 通乳, 通経 |
帰 経 | 肝経, 胃経 |
配合漢方薬 | 王不留行散 |
一般情報
主用成分 | サポニン:バクセゴシド、バッカロシド |
---|---|
主な効能 | 未詳 |
病気への応用 | 乳腺炎、月経閉止、難産、腫れ物、外傷などに用いる |
副作用 | 妊婦に対して禁忌 |