紫根読み方:シコン 英語名:Lithospermum root
古くからムラサキの根は紫色染料として用いられ、「江戸紫」としても親しまれています。
外用薬として、火傷や凍傷などに用いる紫雲膏が有名です。
基本情報
別 名 |
紫草、紫草根、ムラサキ |
学 名 |
Lithospermum erythrorhizon |
原 材 料 |
ムラサキ科ムラサキ |
薬用部位 |
素材の根を用いる |
採取・時期 |
5月か10月に根を採取し天日乾燥させる |
産 地 |
中国, 韓国 |
漢方医学的情報
生薬分類 |
清熱薬 |
薬 味 |
甘味, 鹸味 (塩味) |
薬 性 |
寒性(食べると寒くなる) |
薬効、薬理 |
清熱涼血, 解毒, 透疹 |
帰 経 |
肝経, 心経 |
配合漢方薬 |
紫根牡蛎湯、紫雲膏 |
一般情報
主用成分 |
ナフトキノン誘導体:シコニン、デオキシシコニン、アセチルシコニン、β-dimethylacryshikonin、イソブチリルシコニン、β-ヒドロキシイソバレリルシコニン、α‐メチル‐n‐ブチルシコニン、イソバレリルシコニン、anhydroshikonin; バレリアン酸、イソ吉草酸、(-)-ボルネシトール、アラントイン |
主な効能 |
傷治癒促進、抗浮腫、殺菌、抗腫瘍作用など |
病気への応用 |
腫瘍、火傷、凍傷、湿疹などに外用、消炎、解熱、解毒を目的に内服する |
副作用 | --- |
---|

ムラサキ
注目度の高いページもご覧下さい
- 決明子
- 木瓜
- 虎骨
- 固渋
- 竜骨
- 消腫
- 阿膠
- 竹葉
- 鹿角
- 荊防敗毒散