辛夷読み方:シンイ 英語名:Mulan magnolia
主に鼻を通す要薬として知られ、鼻炎や蓄膿症、それらから来る頭痛などに処方されます。
現在流通している辛夷はタムシバの蕾を用いたものがほとんどとなっています。
基本情報
別 名 | 木筆花、拳(こぶし) |
---|---|
学 名 | Magnolia liliflora |
原 材 料 | モクレン科モクレン |
薬用部位 | 素材の花を用いる |
採取・時期 | 3~4月頃、ツボミを採取し陰干し乾燥させる |
産 地 | 中国 |
漢方医学的情報
生薬分類 | 発汗薬 |
---|---|
薬 味 | 辛味 |
薬 性 | 温性(食べると温かくなる) |
薬効、薬理 | 解表, 通竅 |
帰 経 | 肺経, 胃経 |
配合漢方薬 | 辛夷清肺湯、柴葛湯加川芎辛夷、葛根湯加川芎辛夷 |
一般情報
主用成分 | シトラール、α-ピネン、メチル、カビコール、シトラール、オイゲン酸、カプリン酸、オレイン酸 |
---|---|
主な効能 | 抗菌作用、抗アセチルコリン作用 |
病気への応用 | 鎮静、鎮痛薬として頭痛、頭重感、鼻炎、蓄膿症などに用いられる |
副作用 | 多量摂取で目の充血、メマイなどの症状が現れる場合がある |
モクレンの花