茴香読み方:ウイキョウ 英語名:Fennel
香辛料・フェンネルの名前でよく知られる生薬です。
日本には明治に伝えられ、中国では魚に混ぜると香りが回復するため、回香、茴香と名づけられました。
基本情報
別 名 | 小茴香、フェンネル |
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学 名 | Foeniculum vulgare |
原 材 料 | セリ科の多年草ウイキョウ |
薬用部位 | 素材の果実を用いる |
採取・時期 | 緑の部分が残こる完熟前に採取し、天日で乾かし粉砕し日干しにして乾燥させる |
産 地 | ヨーロッパ |
漢方医学的情報
生薬分類 | 温裏薬 |
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薬 味 | 辛味 |
薬 性 | 温性(食べると温かくなる) |
薬効、薬理 | 健胃, 止痛, 理気 |
帰 経 | 肝経, 脾経, 腎経, 胃経 |
配合漢方薬 | 丁香柿蔕湯、枳縮二陳湯、安中散加茯苓、安中散 |
一般情報
主用成分 | フェニルプロバノイド:アネトール、エストラゴール、d-リネモン、l-リモネン、テルペン類:フェンコン、a-ピネン、カンフェン、ジペンテン、精油 |
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主な効能 | ウイキョウエキスによる利胆作用(胆汁の流れを改善し胆石を溶す)、胃酸を原因とする潰瘍に作用。 アネトールによる消化機能亢進、抗アニサキス作用(寄生虫駆除)。 |
病気への応用 | 胃腸機能の調整、抗潰瘍、胆汁分泌促進など |

フェンネル

ウイキョウ