訶子読み方:カシ 英語名:Myrobalan
インド・ビルマ原産で、中国では雲南・広西・広東省、チベット自治区などで植栽されているシクンシ科の落葉低木ミロバランの果実を用います。
インドでは伝承医学アーユルヴェーダの主要な薬物でした。
基本情報
別 名 | 訶黎勒、唐訶子、ミロバラン |
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学 名 | Terminalia chebula |
原 材 料 | シクンシ科ミロバラン |
薬用部位 | 素材の果実を用いる |
採取・時期 | --- |
産 地 | 中国 |
漢方医学的情報
生薬分類 | 固渋薬 |
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薬 味 | 酸味, 苦味 |
薬 性 | 平性(食べても変化は余りない) |
薬効、薬理 | 利咽, 止咳, 止瀉 |
帰 経 | 肺経, 大腸経 |
配合漢方薬 | 響声破笛丸 |
一般情報
主用成分 | タンニン:ケブリン酸; ポリフェノール:エラグ酸; |
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主な効能 | 鎮咳、鎮痙、止瀉、抗菌作用など |
病気への応用 | 下痢、脱肛、血便、性器出血、帯下、遺精、頻尿などに用いる |
副作用 | --- |
ミロバランの果実 by J.M.Garg
乾燥した果実 by Bhaskaranaidu