烏梅読み方:ウバイ 英語名:Japanese apricot

青梅を薫製にしたものを生薬・鳥梅と呼び、名前の由来は薫製にした外皮が黒くなることからきています。
日本では「ふすべうめ」とも呼ばれ、民間療法では梅干しをこめかみに貼付け頭痛治療に用いることもあるようです。
生の青梅を食すると中毒から腹痛を起こすこともあるので注意が必要です。

基本情報

別 名 梅、青梅
学 名 Prunus mume
原 材 料 バラ科のウメ
薬用部位 素材の果実を用いる
採取・時期 青梅を薫製させる
産 地 日本, 中国

漢方医学的情報

生薬分類 固渋薬
薬 味 酸味
薬 性 温性(食べると温かくなる)
薬効、薬理 安蛔, 止嘔, 止渇, 止瀉
帰 経 肝経, 脾経, 肺経, 大腸経
配合漢方薬 椒梅湯杏蘇散

一般情報

主用成分 有機酸類、シトステロール、オレアノール酸、セリルアルコール。未熟果にはアミグダリン
主な効能 抗菌作用など
病気への応用 鎮咳、去痰、鎮嘔、解熱、駆虫などに用いる
副作用---

青梅

 

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薬味とは

生薬はその味によって五味(酸、苦、甘、辛、鹹)に分類されます。


酸味… 散らばったものを収める働きがあり、肝、胆、目、筋の機能を補います。


苦味… 軟らかいものを引き締め、熱状を鎮め、湿りを乾かす働きがあり、心、小腸の機能を補います。


甘味… 激しいものを緩め薄める働き(緩和作用)や足らないものを養い補っていく働きがあり、脾、胃をはじめ消化器系の機能を補います。


辛味… 気や血の滞りを散らし、発散させる働きがあり、肺、大腸、鼻、皮膚の機能を補います。


鹹味(カンミ、塩辛い味)… 乾きを潤し、硬いものを軟らかくし、水分の調節をする働きがあり、腎、膀胱、耳、骨髄の機能を補います。

薬性とは

生薬が身体を温めるか冷ますかなどの度合いを表したものを「薬性」と呼び、主に5つに分類されます。


…身体を強く冷やす効果がある。


…「寒」より穏やかに身体を冷やす効果がある。


…身体に熱的な影響を及ぼさない。


…身体を穏やかに温める効果がある。


…身体を強く温める効果がある。


さらに効果の高い「大寒、大熱」なども分類されます。

帰経とは

その生薬が作用する経絡、臓腑などを表したものを「帰経」と呼びます。


五蔵:心…心臓、循環機能や自律神経、「神」とも呼ばれ意識や思考なども表しています。


五蔵:肺…肺、呼吸機能や体温調節を表しています。


五蔵:脾…消化器全般の消化・吸収機能を表しています。


五蔵:肝…肝臓や目、自律神経、中枢・運動神経などを表しています。


五蔵:腎…泌尿・生殖器や内分泌系を表し、気を蓄える所とされています。


六腑:小腸…脾の一部である小腸の吸収機能などを表しています。


六腑:大腸…大腸を表し水分代謝に関係しています。


六腑:胆…胆嚢を表し肝の機能の一部を担います。


六腑:胃…胃を表し脾の初期消化を担います。


六腑:膀胱…膀胱を表し腎機能の尿を貯留を担います。


六腑:三焦…水分代謝全般を表します。


心包…五臓:心を包む膜