桜皮読み方:オウヒ 英語名:Prunus jamasakura
日本独特の生薬の一つで、ヤマザクラの樹皮を用いたものです。
江戸時代から親しまれてきましたが、現在でも去痰薬として使用されており、種類は違いますがワイルドチェリーの樹皮を北米先住民が古くから活用されていたとされています。
基本情報
別 名 | さくら |
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学 名 | Cerasus jamasakura |
原 材 料 | バラ科の落葉高木ヤマザクラ |
薬用部位 | 素材の樹皮を用いる |
採取・時期 | 夏季に樹皮を剥ぎ取り天日で乾燥させる |
産 地 | 日本 |
漢方医学的情報
生薬分類 | 外用薬 |
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薬 味 | 苦味 |
薬 性 | |
薬効、薬理 | 清熱, 解毒 |
帰 経 | |
配合漢方薬 | 十味敗毒湯、治打撲一方 |
一般情報
主用成分 | フラボノイド:サクラニン、サクラネチン、グルコゲンカニン |
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主な効能 | 民間薬として魚の中毒症、解熱、止咳、去痰薬、ジンマシン等の皮膚病治療に使用。 |
病気への応用 | 食中毒、急性胃カタル、痢疾、湿疹、蕁麻疹などに用いる |
副作用 | --- |

桜皮