延胡索読み方:エンゴサク 英語名:Corydalis tuber
生薬・延胡索は止痛や婦人科疾患の治療薬として用いられ、とくに胃痛や月経痛などに効果を認められています。
かつては「玄胡索」という名前でしたが、宗の時代に現在の名前に改められたようです。
原材料の一つエゾエンゴサクは日本にも自生しています。
基本情報
別 名 |
玄胡索、元胡索、コリダリス |
学 名 |
Corydalis turtschaninovii |
原 材 料 |
ケシ科の多年草エンゴサク |
薬用部位 |
素材の塊根を用いる |
採取・時期 |
地上部が枯れた頃に塊根を採取し茹でた後天日乾燥させる |
産 地 |
日本, 中国 |
漢方医学的情報
一般情報
主用成分 |
イソキノリンアルカノイド、d-コリダリン、dl-テトラヒドロバルマチン、プロトピン、l-テトラヒドロプチシン |
主な効能 |
コリダリン、プロトピン、テトラヒドロコプチシンによる鎮痛、鎮痙作用(痙攣等を鎮める)、デヒドロコリダリンによる胃液過多改善、潰瘍の抑制作用。 |
病気への応用 |
鎮痛、鎮痙薬として用いられ主に関節痛や腰痛、生理痛などの緊張を緩和し止痛する。瘀血等の改善を目的として使用される場合もある。 |

エンゴサク