麻子仁読み方:マシニン 英語名:Cannabis
タイマの種を生薬・麻子仁と呼び、中国では火麻子と呼ばれ、七味唐辛子や小鳥の餌としても用いられています。
漢方では緩下薬(便通改善)の代表薬としても用いられています。
基本情報
別 名 | 火麻仁、大麻仁、麻の実(あさのみ) |
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学 名 | Cannabis sativa |
原 材 料 | クワ科アサ(大麻) |
薬用部位 | 素材の種子を用いる |
採取・時期 | 秋頃、成熟果実を乾燥させてから種を取り出す |
産 地 | 中央アジア |
漢方医学的情報
生薬分類 | 瀉下薬 |
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薬 味 | 甘味 |
薬 性 | 平性(食べても変化は余りない) |
薬効、薬理 | 通便 |
帰 経 | 脾経, 大腸経, 胃経 |
配合漢方薬 | 炙甘草湯、潤腸丸、潤腸湯、麻子仁丸 |
一般情報
主用成分 | 約30%の脂肪油:リノール酸、リノレン酸、オレイン酸、その他ペントサン、デキストリン、トリゴネリン |
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主な効能 | 血糖降下作用 |
病気への応用 | 糖尿病、緩やかな下剤として用いられる |
副作用 | 幻覚誘発物質テトラヒドロカンナアビノールを部位によって含む |

麻種子