射干読み方:ヤカン 英語名:Leopard flower
ヒオウギの根茎を生薬・射干、種を鳥羽玉と呼び、万葉集の中でも黒や夜の枕詞として登場しています。
咽の疾患に対して主に用いる生薬です。
基本情報
別 名 | 射干片、烏扇、檜扇(ひおうぎ) |
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学 名 | Belamcanda chinensis |
原 材 料 | アヤメ科ヒオウギ |
薬用部位 | 素材の根茎を用いる |
採取・時期 | 5~9月頃、根茎を採取し天日乾燥させる |
産 地 | 日本, 中国, 韓国, インド |
漢方医学的情報
生薬分類 | 清熱薬 |
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薬 味 | 苦味 |
薬 性 | 寒性(食べると寒くなる) |
薬効、薬理 | 利咽, 清熱解毒, 祛痰 |
帰 経 | 肝経, 肺経 |
配合漢方薬 | 別甲煎丸、射干麻黄湯 |
一般情報
主用成分 | イソフラボン:イリジン、テクトリジン、テクトリゲニン、ベラムカンジン |
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主な効能 | 催眠作用あり |
病気への応用 | 扁桃腺炎、咽の痛みに用いられる |
副作用 | --- |

ヒオウギ