丁香読み方:チョウコウ 英語名:Clove
チョウジのツボミを生薬・丁香と呼び、果実は母丁香、鶏舌香などと呼ばれています。
かつて日本で使われていた「びんつけ油」の香りは丁香で、現在でも石けんや整髪料に使われています。
基本情報
別 名 |
丁子、丁字、クローブ |
学 名 |
Syzygium aromaticum |
原 材 料 |
フトモモ科チョウジノキ |
薬用部位 |
素材の花を用いる |
採取・時期 |
6~8月頃、ツボミを採取し乾燥させる |
産 地 |
東南アジア, アフリカ |
漢方医学的情報
生薬分類 |
温裏薬 |
薬 味 |
辛味 |
薬 性 |
温性(食べると温かくなる) |
薬効、薬理 |
健胃, 止嘔, 温裏, 補陽 |
帰 経 |
脾経, 肺経, 腎経, 胃経 |
配合漢方薬 |
女神散、丁香柿蔕湯、治打撲一方、柿蔕湯 |
一般情報
主用成分 |
精油:オイゲノール、アセチルオイゲノール、オイゲノールサリチル酸、メチルサリチル酸、カビコール、バニリン、フムレン、α-イランゲン、メチルアミルケトン |
主な効能 |
局所麻酔、鎮痛、殺菌、抗ウィルスなど |
病気への応用 |
消化不良、急性胃腸炎、嘔吐、下痢、歯科などでの局所麻酔、うがい薬、歯磨きなどに用いられる |
副作用 | --- |
---|

チョウジノキ