苦参読み方:クジン 英語名:Sophora Root
マメ科クララの根を用いる生薬で、クララはその根が苦すぎるため食べるとクラクラするということに由来します。
湿疹や化膿症など様々な皮膚疾患に外用として用いることが多いようです。
基本情報
別 名 | 苦参片、眩草、クララ |
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学 名 | Sophora flavescens |
原 材 料 | マメ科クララ |
薬用部位 | 素材の根を用いる |
採取・時期 | 秋頃、根を採取し外皮を剥ぎ天日乾燥させる |
産 地 | 日本, 中国, 韓国 |
漢方医学的情報
生薬分類 | 清熱薬 |
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薬 味 | 苦味 |
薬 性 | 寒性(食べると寒くなる) |
薬効、薬理 | 健胃, 利尿, 止瀉, 清熱 |
帰 経 | 肝経, 心経, 大腸経, 胃経, 膀胱経 |
配合漢方薬 | 当帰貝母苦参丸料、苦参湯、消風散、蛇床子湯、三物黄芩湯 |
一般情報
主用成分 | キノリチジンアルカロイド:マトリン、オキシマトリン、ソホラール、アナギリン; フラボノイド:クラリノール、クラリジノール、クラリノン |
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主な効能 | アルカロイドによる潰瘍予防効果 |
病気への応用 | 激しいかゆみのある皮膚疾患(たむし、水虫、ただれ)に外用されたり、解熱、利尿、駆虫に用いられる |
副作用 | クラーレ様麻痺 |

クララ