心身症・ストレス病の漢方薬処方

心理的圧迫感や何らかの精神的要因によって、身体に様々な症状が現われたり悪化するような症状のことを心身症と呼びます。
心身症に特徴的な症状は無く、精神が肉体に及ぼす悪影響を総称したものでストレス病とも呼ばれています。
同じように神経症も似たような症状を表しますが、こちらはより精神的な症状を分類するための呼び方です。
これらの症状のように特定の病状を持たず、原因もはっきりしないものから来る身体の不調を整えるのは漢方薬が得意とする分野です。

心身症が見られる症状を列挙いたしますので、それらの症状でお悩みの方は、各リンク先を参照してください。

1.循環器系

高血圧不整脈狭心症

2.消化器系

胃潰瘍慢性胃炎過敏性腸症候群

3.呼吸器系

気管支喘息、過呼吸症候群

4.代謝系

糖尿病

5.神経系

頭痛自律神経失調症

6.泌尿器・生殖器系

インポテンツ、月経異常

7.皮膚疾患など

アトピー性皮膚炎湿疹円形脱毛症

8.筋骨系

関節リウマチ

 

 

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虚実証とは

その人が生まれながらに持っている要素を「証」として分類したのが虚実証です。


実証
体格・骨格がガッチリしていて、筋肉量も多く、胃腸が丈夫な方。


虚証
体格・骨格が弱々しく、筋肉量も少なく、胃腸虚弱な方。


虚実間証
体格・骨格、筋肉量が普通で、胃腸も問題ない方。


自分が実証だと思う方は「実証~虚実間証」、虚証だと思う場合は「虚実間証~虚証」と判断すると漢方薬の選択が広がります。

陰陽証とは

陽証
冷たい飲み物や寒冷刺激を好む方、風邪で熱が出た時、身体が熱くなる方


陰証
温かい飲み物や温暖刺激を好む方、風邪で熱が出た時に寒くなる方


病気の進行状況によっても陰陽の表現が使われ、症状が強く現われる進行期を陽、病状が落ち着いてきた時を陰として判断する場合もあります。

気血水とは

漢方では気と血と水がバランス良く体内を流れることで健康を保つと考えられています。 「気」は根本的な生命エネルギーを表し、心身の活力や免疫に影響します。
「血」は血液やその機能、それによって運ばれる栄養、ホルモンなどを表します。
「水」は血液以外の体液や体内の水分、リンパ液や消化液、尿や汗などの機能を表しています。


気虚…気の量が不足し活力が低下している状態


気逆…気が上へと逆流している状態


気うつ(気滞)…気の流れが悪くなっている状態


瘀血…血流が悪くなり停滞している状態


血虚…血の量や機能が低下している状態


水滞(水毒)…余分な体液が体内に溜まった状態